猫のパトロール

きく かぐ なめる 
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南極料理人

金曜日の夜。
夕食を食べ終えて、家族で映画鑑賞となった。
「南極料理人」だ。
なんとなく借りてみたのだが面白かった。
だって美味しそうな食べ物が次から次に出てくるんだもの!
息子は夕食をしっかり食べたはずなのに、
「おなかすいた〜」を連発。
まずはいよかんを1個平らげ、おせんべいを1枚食べ、
それでもぺこぺこだというのでトースト1枚も完食。
ここまできておかしい・・・と思い、息子には先に眠っていただくことにした。
美味しそうなものを美味しそうに食べている人を見ているのは
本当に酷なのよね、息子にとっては。

そして南極料理人の話に戻るが、
なーんにもないところに行くと、人はいかに食べることに執着するか、
ということが描かれていて、とても共感できた。
私も僻地の調査地に籠もって、森の中でせっせと穴を掘ったりしていた時期があるのだが、
そんな時はお昼ごはん何食べようとか、そんなことを考えるのが本当に楽しみだった。
逆に、食べようと思って楽しみににしていたごはんを先輩に食べられてしまって、
張り倒してやりたい衝動にかられたこともある。
そして今でも、あちこち訪れた調査地と必ずセットで美味しかったものを思い出すのだ。

ああ、美味いもの食べたい。
ゆっくり丁寧に作って、思いっきりかぶりつきたい。

| えいが | 23:37 | comments(6) | -
ギルバートグレイプ

久しぶりに無性に観てみたくなって鑑賞してみた。
19歳ぐらいの時に観たときも、ああいいな。と思ったけれど、
今観たら、涙がとまらなくてもう・・・それは私も男児の母になったからだと思う。

レオナルド・ディカプリオが知的障害児の役なのだが、
すごく上手いし、可愛いのだ。
若い頃のジョニー・デップもかっこいいけれど、はっきり言って今よりダサイ。
この映画ではやっぱりディカプリオがすごくいいと思う。

父の死後、ショックのあまり食べ続けて鯨のように太ってひきこもってしまった母や
知的障害のある弟の世話。家族のために働かなければならない現実に、
ずっと変わらない田舎町で、鬱屈した気持ちを抱えている。
ところがトレーラーで旅をする風のように自由な少女と出会い、
夕焼けを観たり、焚き火を囲んだり、沼に飛び込んだりして語り合う。
そういうことを通して、固く閉ざした心がゆっくりと溶けていく。
彼女のやっていることって正にカウンセラーの仕事だ。

でもこの映画が本当にいいなと思ったのは、
実は家族がやさしい気持ちでつながっていたということ。
ギリギリの状態でありながらも、誰かがダメな時は別の誰かが
ちゃんとフォローする。
ちょっと普通じゃない設定にワクワクするけれど、そういうことはさておき、
優しさにじんとくる。

ところで、男児の母という視点から観ると面白い映画がいろいろあるように思う。
「崖の上のポニョ」、「Paris,Texas」、「My life as a dog」、「サッド ヴァケイション」など、
母になってから観ると尚、面白い。
まだまだ世界中にいろいろありそう・・・。

| えいが | 21:46 | comments(3) | -
ディア・ドクター
夫にたまには映画でも観てきたらと言われ、友人から映画でも観に行かない?と言われ、
チェックしていた映画は監督の舞台挨拶があるという。これは行かないわけには行かないっ!

西川美和監督の「ディア・ドクター」。
前作の「ゆれる」も良かったけれど、今回もやっぱりすごく良かった。

4年間無医村だった村にやってきた医者。村人に神様みたいに大事にされて人望も厚かったその医者が突然失踪する。だが、村人はみな、彼のはっきりした素性を一切知らなかった。
一体彼は何者だったのか?
というのがストーリー。

観終わって一言で感想を言えないような、深いテーマの映画だった。

人に誠実であること、人に嘘をつくこと。
本音と建て前。
名医とヤブ医者
尊敬と軽蔑
実像と虚像
本物と偽物

人間の表裏の感情がいくつも緻密に絡み合って、
たった一つの真実を歪めていく。
次第に、真実なんてどうでもいいような気がしてきてしまう。
所詮、人間って、曖昧なんだものな。

それにしても、西川美和さんって、すごい才能の持ち主だ。
こんな緻密で複雑な感情を表現した脚本を、
一体どうやって書くんだ??と思ってしまう。

舞台挨拶で登場した西川美和さんは華奢な美人だった。
この美しい人が、こんな底知れぬ恐ろしい脚本を書いてしまうのかと思うと怖くなった。
日本にはまだまだすごい人がいるんだなあ。
| えいが | 00:19 | comments(2) | -
ブロークバックマウンテン


今更ながら鑑賞してみたら、とても面白かった。
ピュアーな男達の理想郷として描かれるブロークバックマウンテンでの
キャンプ生活が本当に美しくて素敵だった。
男の理想郷なので、入れてもらえないかもしれないが、
私も馬に乗って狩りや釣りをして、火を焚いて、
のんびり語らいたいものだ。

つらいのは分かるけれど、
あんなに楽しそうなキャンプを、たまに家族で楽しんでいれば、
現実と折り合いがついて良かったのにねえ、
なんて思ってしまうのは私が女だからなのだろう。

主演のヒース・レジャー、もごもご喋るし地味な奴めと初めは思ったが、
段々と格好良さが分かってきた。
亡くなってしまったとは、本当に惜しいことだ。
| えいが | 15:30 | comments(0) | -
Blood Diamond


アメリカっぽい映画を久々に。
ディカプリオさんが主演だし、
エンターテイメント的な要素もたっぷりだけれど、
社会派でメッセージ性も高く、とても面白かった。
でも、あまりにも痛ましくて、刺激たっぷりで、
瞳孔が開いて、眠れなくなった〜。

毎日息子のことで一喜一憂して暮らしているが、
私って、なんて平和な暮らしをしているんだろうと
平和ボケした自分を思い知った。
たまにこうやって自分の立ち位置を確認するのは
自分にとって大切なことだと思う。

映画を観て、ダイアモンドについて、いろいろと考えさせられた。
そして、「ダイヤなんて絶対に欲しくな〜い!」と思った。
将来息子にも「ダイヤなんて彼女に贈るなよ」と言ってしまいそうだ。

もしも身につけてうっとりしているダイヤの指輪が、
紛争地域で強制労働させられた人の手が掘り当てた原石からできていて、
その原石と引き替えに武器を買って、麻薬を打たれた少年兵にあてがわれて
誰かの命が奪われているとしたらとても怖いことだ。

紛争ダイヤモンドは表向きには取引されなくなってきたと言われているが、
世界中のダイヤモンドは、かの有名なダイヤモンド会社を通過していて、
膨大な利益をもたらすような仕掛けがいろいろあるらしい。
「給料の3ヶ月分」とか「永遠の輝き」とか
この会社の広告は見事なまでに人の心をつかんでいるようだし。

宝石も地産地消が一番良いのかもしれない。
自分で泥まみれになって砂金をすくったり、
石を拾ったりしてアクセサリーを作る人に会ったら、
すごく尊敬してしまうかもしれない。
| えいが | 02:55 | comments(0) | -
崖の上のポニョ


オープニングの生き物がうじゃうじゃいる海の場面がとても面白かった。
顕微鏡でうごめく微生物を覗いて感動したことを思い出した。

背景と人物の絵のタッチが違っていたり、絵がゆがんでいたり、
音楽がフルオーケストラだったり、摩訶不思議なトーンで
はじめは観にくいと思っていたが、
異次元のお話だと分かってわくわくした。

ポニョが可愛い。
子ども特有の、むちむち、くりくり、ぴょんぴょん…といった感じが
とてもよく描かれていて、そこが可愛いのだ。

そして、軽自動車をガンガン飛ばすお母さんがカッコイイ。
崖の上の海が見える小さな家、あんなところで
息子と二人暮らしするのも楽しそう。

私の感想もこうやって支離滅裂なのだが、
この映画自体も子どもの頭の中みたいに支離滅裂かもしれない。
楽しいことを求めてワクワクする子どもみたいに
めちゃくちゃでもいいじゃない、楽しければ!という感じは私は好きだ。
そのうちもう1回、じっくり観てみたい。
| えいが | 00:00 | comments(2) | -
西の魔女が死んだ
無性に観たくなって、夫に息子を託し、朝一番に観てきた。
久々に号泣した。
というか、映画を観ること自体が久々なのだが。
誰にでもお勧めできる映画ではないけれど、
私にとっては、とても琴線に触れるものがあった。

息子にかかりっきりで子育てをしている日が続くと、
「私って、このまま息子に命を分け与えて死んで終わる一生なのかしら…」
という孤独な気持ちにかられることが、時々ある。

この映画を観ていっぱい涙を流して、
そういう想いが溶けていったような気がする。
それでもいいや!
だって、子どもを育てるって、とても価値のある仕事だもん。
そういう風に素直に思えた。

物質的には何も残してやれないかもしれないけれど、
丁寧に子どもと向き合ってやれば、
こんな私でも、息子の心には何か一つくらい
残してやれるかもしれないもん。

ちょうど今読んでいる、佐々木正美著「子どもへのまなざし」という本、
これともとてもシンクロする部分があった。
帰りの電車の中で読んでいたら、
「思いやりのある子に育てるにはどうしたら良いでしょう?」というトピックがあって、
その答えがこの映画の中にもあったように思った。
| えいが | 22:01 | comments(4) | -
いのちの食べかた


好評につき上映延長、とのことで、急遽、夜の映画館へ足を運んだ。
夫と息子のバックアップもあったおかげで。

スクリーンにうつしだされた光景は、
日常的に私達が口にする食べ物を生みだす現場を
ナレーションも音楽も挟むことなく、淡々ととらえたもの。

延々と、無感情に、マニュアル的に、大量に、
いのちが刈られ、殺され、海のように、山のように積み上げられ、運ばれて、
私達の食べ物が作られている。
こういうことが、どこかでずーっと繰り返されているのだ。
ひよこもトマトもひまわりもアスパラも魚もピーマンもレタスも牛も豚も、
みんなそうなのだ。
食べ物になるはずなのに、食べたい!と思えない。
それどころか、だんだん気持ちが悪くなってくる。

久しぶりに東京の人混みで待ち合わせして、気持ちが悪くなったことがある。
通り過ぎる人の顔をいちいち見て、人だと認識していたら、
一人一人のエネルギーに圧倒されて気持ちが悪くなってしまうのだと思う。
よく見ると道行く人は皆、目を伏せて、人が人であることを忘れるように歩いていた。
映画の中で、食べ物を扱う人の目にも、手にも、全く表情がなくなっていた。
ああ、あの時と同じだ。
通り過ぎるいのちに、いちいち感情を入れていたら疲れてしまうんだと思う。

そう考えていくと、食べ物にされたものたちも、
生きている時にかなりのストレスを抱えていたのではないかと思った。
沢山のストレスを抱えたまま、私達の口に入ってしまうのだとしたら、
それはとても恐いことなのではないだろうか。
物質的なことを言えば、何も変わらないのかもしれないけれど、
幸せにいのちを全うした食物の方がおいしいだろうというのは、
私の動物的な勘からそう思える。

例えば、私が狭い部屋の中で定時に機械をあてがわれて搾乳されて
母乳を出していたとしたら!?
おいしい母乳を出し続けることなんて絶対に無理だと思う。
幸せに育った食物を食べて生きていきたいと心から思った。
そのためには、多くを求めすぎる私達の暮らしを何とかしなくてはならないと思った。

ラストに登場した、屠殺場の牛の目がずっと心に残っている。
無垢な黒い瞳はこれから何が起こるのかをまるで知らないようだ。
家で待つ幼い息子の無垢な目に似ていると思った。
いただきます、ごちそうさまを心から捧げたい。
| えいが | 00:11 | comments(0) | -
殯の森



夫と息子の全面バックアップにより、念願の河瀬直美の映画鑑賞が
叶った。

一言で言うと、水を飲むように気持ちのいい映画だった。
スクリーン一杯に広がる日本の美。
森、茶畑、田んぼ、水、光、土、そして人。
自然にあるそれぞれが美しい。
この地に生まれて根を張ってやがて死んでいく。
そういう人間として当たり前のことをすんなりと感じさせてくれた。
決して語りすぎず、そう感じさせてくれるところがすごいと思う。
やっぱり河瀬直美の映画は素晴らしい。

地味なのかもしれないけれど、
「老」、「いのち」、「死」をテーマにしたこの映画を
ときちんと受け容れて、評価できる欧米諸国の人々って
やっぱり文化的に成熟しているんだろうなあ…と思う。
誰にでも当たり前に起こって、向き合わなくてはならなくなることだから、
なおさら大切なことだと思う。

大学生の頃に河瀬監督の映画を観て、「この人、すごく好き!」
と思ってから、ずーっと劇場に足を運んできた。
毎回すごくいい!と思うのだけれど、札幌では2日程度しか公開されなかったり、
観客もまばらというのが常。
カンヌのグランプリをとったこの作品なら、と思ったが今回もやはり空席ばかりだった。
日本人もせっかくだからこういう日本映画を観るといいのになと思う。
| えいが | 21:17 | comments(0) | trackbacks(0)
フラガール


まだ産まれないのなら、映画を観よう!
と思い立って、近所の映画館へ駆け込んだ。
さすがに臨月に映画館の椅子に座るのは、
腹がつかえてちょっと苦しかったけれど…。

フラガール、面白かった〜。
妊娠中につき涙もろいということもあって、
通常より数倍楽しめたかもしれない。
女って強いのね…というのが裏のテーマだと思う。
松雪泰子と藤純子が逞しくて良かった。
特に、野太い発声がキマっていて、
そういう女優って素敵って思った。

蒼井優はとてもかわいくて、ダンスが綺麗で、
私は身体の動きが制限されていることもあって、
ぽわ〜っと見入ってしまった。
ああ、産み落としたら私も踊ってみたい。

映画館の特別上映とかで、
なぜか500円で鑑賞できたのも大満足。
| えいが | 19:35 | comments(2) | trackbacks(0)
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