猫のパトロール

きく かぐ なめる 
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高知へ
しまった。
松山旅行までで旅行記が止まったままだった。
四国の旅で最も感動した高知だからこそ、
ゆっくり書こうと思っていたらいけませんね…。
荒くてもとにかく早くマメに記しておかなければ。
写真を見返すと、息子が今よりもずっと小さいし!

ーーーーーー

小雨の降る松山から高知へ行く。
バスを待つ間にお昼ごはんを食べることにした。
その日は朝ごはんが豪華だったから駅前の蕎麦屋さんで
簡単に食べてしまおうと思ったのだ。
その店は入り口の自動ドアの前に敷かれたマットの上に
猫がだらしなく寝転んでいた。
きっと雨宿りをしているのだろう。
猫をよけながら、息子とお店に入ると
おばさんと常連客がのんびりと話をしている。

きつねうどんとざるそばを頼んだ。
待っている間、息子にそのまま待っていてもらうように頼み、
駅の売店までバスの中で食べるおやつや飲み物を買いに走った。
息子も店があまりにのんびりした雰囲気だからか、おとなしく待っていてくれた。

あの猫がいつの間にか店の小上がりに座って前足をあげて体を舐めていた。
そばもうどんもまだ出てこない。
やることがない私は、猫をなでに行った。
猫の体を触ろうとすると、それまでおとなしかった猫が急にシャーッと牙を剥いて怒り、
噛み付こうとしてきた。

私も息子もビックリしたのだが、
お店の人や常連さん達もビックリしていた。
「噛んだかね!?」
「いやー噛むんだね、あの猫が。」
「見たことない人が来たからねえ。」
「ちゃんと顔見てるんだねえ。」
などと言い合っている。
とてもいい人達だったのに、
それを聞いて、ちょっと寂しくなった。
雨がしとしと降っていたせいもあるかもしれないのだけれど。

ーーーーーー

雨の中、バスが走り続ける。
読んでいた本からふと目を上げると、
さっきまで、まちがいさがしの本をじっと見ていた息子が
大きな口をあけたまま眠っていることに気づいた。

外は雨。山の中をくねくねと曲がる細い道を走っていて、
道の両脇には黒い森が連なっている。
高くそびえる巨大な木々はどれもとても見事。枝につく葉は大きく肉厚だ。
雨の恵みや太陽の光をふんだんに受けて成長し続ける、あふれんばかりの生命力を持った森なのだ。あの黒い森の奥には神様がいるんじゃないかとさえ思えてしまうほど。この見たことのない程奥深い森に対し、私達を乗せたこのバスや前を走る車なんてとてもちっぽけに見えてしまう。

静かな寝息を立てる息子のほっぺの横を通り過ぎていく、あの黒い森を眺めていたら
たった一人で深い森の中に分け入ってしまったような不思議な感じがした。

ーーーーーー

高知についたのは夕暮れ時。
パチンコ屋の多い通りで降りて、
予約していたビジネスホテルまで歩いた。
ビルとビルの谷間にある奥に細長い空間が
そのビジネスホテルの立つ場所だった。
子連れの客だからか、私たちの部屋はフロントの真上。
どこからも光の差し込まないホテルの廊下はなんだかじめじめと暗い感じで
どこかからブォーンと空調の音が常に鳴り響いていた。
なんとなく嫌な感じだなと思った。

禁煙を予約していたのに、喫煙の部屋で部屋が臭うのとか、窓が自由に開かなくて、
窓の先30センチぐらいが隣のビルで、光がいっさい差し込まないこと、
フロントのお姉さんは少々お待ちくださいばかり繰り返すこと
そんなことが続いて、なんだか疲れてしまったのか、その夜はうなされて全く眠れなかった。
せっかく光溢れる南の高知に来たのに…もう無理!と思い切って宿を変えることにした。
この旅は、光を浴びに来たのだから。
私は結構、どこでも眠れて、宿に多くは望まないのだけど、
部屋に光がささないのと、煙草臭いのはダメだと分かった。
そして、できれば窓も開くと良いのだ。
小さなベットや二段ベッドでも、部屋の趣味がダサくても、
部屋が狭くても許せるんだけど。

朝、ホテルを出ると、
強く眩しい光が目に入ってきた。
爽やかな青空が広がる高知は
今日も晴れだった。


高知駅前のこの青空だけでも素晴らしい


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